2006年08月04日
草の根
せっかく海辺に泊まっているので、朝焼けを見ようと、早起きした。
まだ星が見える。
昨夜飲んでた飲み屋でスタンバイ。波の音が心地いい。
早いうちから沖に出ている漁師たちとその船は、黒いシルエット。
なんとなく日本画っぽいって思った。
うわー、何を獲ってるんだろ。きれいだよ。美しい。
パシパシ写真を撮って、その後は今日もまた搾乳トレーニング。
眠いわ。
んで、昨日知り合った人でね、日本語が達者な人がいたのね。
2年半ほど、日本で土木系で働いてたって人。日本語が上手なの！
ここぞとばかりに「アレはビサヤ語で何ていうの？」とかって質問ぜめしたよ。
ありがたいわぁ。
私はビサヤ語で、彼は日本語で、という奇妙なカンバセーション（会話）でした。
タメ口でいいのか敬語を使うべきか悩んだ。
英語には日本語みたいな敬語がないからさ。
今朝、その彼が連れてきた日本人の友達、退職後にこちらで結婚したって人と会った。
日本語がしゃべれて嬉しいようで、べらべらしゃべる。
でもね、つまんないの。
そりゃー10年もこっちで生活してるからいろんなことは知っている。
でもビサヤ語は全くカタコトだし、ネガティブなことばかり話すの。
「こっちは緑が綺麗でいいよねー」の気の利いた一言すらない。
フィリピンを知ろうとしていない。
あぁ。仕事の邪魔だ。私はもう相槌をうつのも億劫。
気のいいおじいちゃんだが、また会いたいとは思わない。
老後を海外で、と考える人は多いだろうけど、考え物だな。
住むからには朱に交われば赤くなれってんだよ、ばかやろう。
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