2006年04月07日
世界は動く
先月子供を産んだ、ホルスタインの血が混じった牛。
立派な乳をしている。
搾乳するのに枠場を作らなきゃねー、ってことで訪ねてみると、
去年の酪農セミナーの時の資料を基に、自分たちで牛の小屋を作り始めていた。
すげーわ。感激よ。
酪農は少しずつ広まっていく予感がする。
そんな中で、私は別にもうやることないのかも、なんて思うけどどうなんだろ。
ふと、幼い鳴き声が耳に入った。
鳥だ。近い。
すぐ頭の上に2羽いて、人を全く警戒してなくて、
つついても嫌がらない。
迷惑なことだろうけど、私の指に留まってもらった。
おなかが減っているらしく、ずっと鳴き続けていて、私相手に大口をあけるの。
かわいい。親は何をしてんだ。
こんなにヨチヨチなのに、大丈夫なのかな。
なんて思ったけど、杞憂でございましたよ。
午後もう一度戻ってきたときには、彼らはいなかった。
探すとちょっと離れた枝に寄り添ってとまっていたんだけど、どうやって移動したんだろ?
もう鳴いてはいなくて、空腹でないことがわかった。
見上げると、エサを運んでいる2羽の成鳥がいた。
セキレイっぽい鳥。
あんなにヨチヨチでも、ちゃんと大人になるんだろうな。
鳥でも牛でも人でも、私があれこれ心配しなくても、世界は動いているのだな。
私は、何をしていったらいいんだろう。
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